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転職エージェントに行くなら事前にこれだけは準備しておけ!

      2016/02/12

転職エージェントは魔法使いではない

エージェントY
ボス、転職エージェントの門を叩くまでにやっておくべきことは何でしょうか?
エージェントP
いやいやヤスさん(笑)どうしたら良いか分からないからエージェントを頼るのに、こちらの準備なんていらないでしょうよ(失笑)
伝説のエージェント
馬鹿者! 転職エージェントは転職サポートのプロだが、魔法使いでもなんでもないぞ!
エージェントP
ヒィィィ!!(怖すぎる) で、でも、そこまで準備していなくてもお仕事は紹介してもらえるんですよ……ね?
エージェントY
そうそう! 何も準備せずにとりあえず転職エージェントに行けば丁度やりたいと思っていたような仕事を紹介してもらえるんだ……、ってぺーちゃん! そんなワケないでしょ!!
エージェントP
(優しい人だなあ……)
伝説のエージェント
転職エージェントが抱えている膨大な案件の中から転職希望者に合う案件を選び出すために、転職希望者側はエージェントに「的確な情報」を伝える必要があるんだ。
エージェントP
……でも「的確な情報」っていっても、なにを伝えて良いのやら……。
伝説のエージェント
「こんな仕事がしたい」「こんな会社で働きたい」ということがはっきりしている者は、それをできるだけ具体的に伝えられるように自分の言葉でまとめておけば良いだろう。
エージェントY
うーん、それ以前に自分のやりたいことが定まっていない人って結構多いと思うんですよね。そういった人たちに向けて「転職する前に考えるべきこと」を解説できるようになれたら良いのですが。
伝説のエージェント
うむ、そうだな。そういうことであれば、今回は「転職前の心得」と題して転職エージェント利用前の事前準備について解説していこう。

【やりたいこと模索中の人向け】転職事前準備

転職はまずは悩むことから始まる

伝説のエージェント
まずは悩め。
エージェントP
単刀直入ですね。僕、その指示だけ受けても恋わずらいしかしませんよ。
エージェントY
それは困るので、何を悩めばいいか具体化していただいてもよろしいでしょうか。
伝説のエージェント
……そうだな。まずはなぜ転職したいのかを書き出してほしい。
エージェントP
「上司がウザい」「給料が安い」「職場が汚い」
エージェントY
……例えばだよね?
エージェントP
当たり前じゃないですか!?(笑)
伝説のエージェント
次はその問題が現在の職場で達成できないかを考えてほしい。もし現職で改善が可能なのであれば、その理由での転職は、キャリアアップの観点でマイナスに働いてしまう可能性が高まるだろう。
エージェントP
お金の問題はなかなかすぐに改善されないと思うんですよね。とにかく年収を上げたい場合は転職というふうに考えてオッケーっすか?
伝説のエージェント
いや、そうとも言い切れないぞ。お金に関して考えても、転職理由が単純に年収だと失敗するケースが多い。企業が高い年収を払うということは、それ相応のスキルを要求される。自分の背丈以上の年収であれば、すぐに減給されるかその差に心を病んでしまうだろう。
エージェントY
では、何を指針に転職理由を考えるのが良いのでしょうか?
伝説のエージェント
年収や企業のブランド力といったキャリアプランよりも、ライフプランを基準に考えるのが良い。
エージェントP
ライフプラン? どんな人生を送りたいか〜、みたいなフワっとしたことでいいんですか?
伝説のエージェント
そうだ。3年後、5年後、10年後の自分がどうなっていたいかから逆算して考えるのだ。
エージェントY
10年後には子どもがいて、ちゃんと大学まで通わせるためには5年後にはある程度ネームバリューがある安定した企業に勤めていたい。そのためには、3年後には大手企業から必要とされるスキルが身についているように……、と言った感じですか?
伝説のエージェント
いいぞ。その例だと、現状で大切なことは「年収よりもスキル」ということがわかるな? ここでやっと現職と比較することができる。その必要なスキルは現職に留まることで手に入れることができるのだろうか、とな。
エージェントP
10年後にはアラブの石油王になっていたい……、そのためには……。
エージェントY
ちょっと待て。

目的を洗い出す

伝説のエージェント
さて、本当に転職が必要なのか考えられただろうか? 主に、何のためにという目的の部分を洗い出す作業であったと思う。
エージェントY
さっきの例を参考にすると、安定した企業で働くためのスキルがほしい、という部分ですね。
伝説のエージェント
そうだ。この部分が曖昧なまま転職活動をはじめてしまうと、転職のモチベーションを保つことが難しく、途中で挫折してしまうのだ。
エージェントP
「職場の人間関係が悪い」とか「上司の足が臭い」とかの理由は目的になりませんか?
エージェントY
(なんかさっきより悪くなってない?)
伝説のエージェント
確かに目的になるが、それではダメだ。なぜなら、転職自体が目的になってしまうからだ。
エージェントY
転職は目的ではないんですか? では転職とは?
伝説のエージェント
先ほどの「大手で活躍できるスキル」というのは、安定した企業に勤めるという「目的」の部分だ。転職とは、それを達成するためのいわば「手段」にすぎないのだ。

職場環境や人間関係といった負の面から「逃げる転職」は、転職自体が目的となってしまう。転職に成功した時点で目的が達成し、そのあとは何をしてよいか分からなくなってしまうのだ。

エージェントY
つまり、転職は目的ではなく、手段でなければならないということですね。
伝説のエージェント
そうだ。しかし手段を考えるためにはゴール、つまり目的が必要だ。どのような手段を行使するかを考えるために、目的はしっかり固めなければならないのだ。
エージェントP
すみません、『目的』がゲシュタルト崩壊してへんな記号に見えます。
エージェントY
さっきから静かだと思ったよ。

目的がわかならなければ、自己の棚卸しをする

エージェントP
でもここまでの話って、ある程度「やりたいことが明確な人」向けですよね? だってやりたいことが全く浮かばない人は10年後の目的をたてるのも難しいはずですもん。
伝説のエージェント
うむ、その通りだ。そこで行うべき作業が「自己の棚卸し」というものだ。
エージェントY
自己の棚卸し?
伝説のエージェント
これまでの人生でどのような経験を積んできたのか。これまでの仕事でどのような技術を培ってきたのか。自分の強みや弱みをざっくりと書き出し、今と未来のやりたいことをあぶり出すための、自分専用の履歴書作成といったところだな。
エージェントP
誰にも見せないんですか?
伝説のエージェント
その棚卸ししたものをもとに履歴書を書くのは大いに推奨できるが、見られる前提で書くと思ったことを書けなくなってしまう。あくまでも自分だけしか見ないものとして書き連ねるのが良いだろう。
エージェントY
ぜひ詳しいやり方を教えてください。

自己棚卸しの方法を詳しく教えて!

伝説のエージェント
では、自己棚卸しの方法について詳しく説明していこう。まず履歴書に記載する高校入学から現在までの自分の歴史を年表に書き起こしていくところからだ。
エージェントY
あ、この年表に西暦と和暦の両方の年号を記載しておくと、履歴書や職務経歴書を作成するときにそのまま参考資料として使えそうですね!
エージェントP
あれ毎回めんどくさいですもんね〜。

とにかく細かく書き出す

伝説のエージェント
高校や大学、就職した会社をどんな理由で選んだか、そこで何をしてきたか。自分の行動をできるだけ細かく書き出すんだ。立ち向かったこと、逃げ出したことなんかはとても良い材料になるだろう。
エージェントP
逃げ出したことみたいな、自分のカッコ悪い所を思い出したくないんですよね……。
伝説のエージェント
これはあくまでも自分用の資料だ。人に見せるものではないので、本音でポジティブなこともネガティブなことも全部書き入れてほしい。ここで偽ったらこの作業の意味が全くないからな。
エージェントY
何をやったときにどのような対応をとったのかという、WhenとHowを併せて書くと後で参照しやすくて良さそうですね。
伝説のエージェント
そして書き出したものの中から浮かび上がってくる、自分の「得意なこと」や「向いていること」、「得意でないこと」「絶対にやりたくないこと」をピックアップしていく。箇条書きでもいいだろう。
エージェントP
あ、面接でよく聞かれる「強みや弱み」についても新たな気付きがありそうですね!

周りの人に聞いてみる

エージェントP
さっそく書いてみたんですけど、ちょっと一人よがりな内容になってしまったんですよね……。
エージェントY
どれどれ見せてよ。なになに……「心が広い」「顔が可愛い」「笑顔が素敵」「スタイルがいい」「欠点がないことが欠点ではないかと(ガガガガ)
エージェントP
あー!!! シュレッダーに突っ込まないでくださいよ!!!
伝説のエージェント
……年表を作ってもいまいちピンと来なかったときは、「私はどんなことが向いていると思う?」と、周りの人の意見を聞いてみてもいいだろう。
エージェントY
自分のことが一番わかっていないのは自分自身、なんてこともありますよね。改めて聞いてみると、自分では思いつかない選択肢を広げてくれる方が身近にいるかもしれません。

未来の年表も書き込む

伝説のエージェント
現在までの年表を作ってみて、ぼんやりとでも「やりたいこと」「なりたい姿」が見えてくれば最後の仕上げだ。
エージェントY
ここまでだと手元には高校生からの年表とやってきたこと、強み弱みが列挙されたシートができてますね。ここからなんとなくでもやりたいことの方向性を導き出すのですね。
伝説のエージェント
うむ、そうだ。そして最後に、その年表に未来の内容も書き込むんだ。
エージェントP
(うわ、なんかちょうカッコイイ……)
伝説のエージェント
「やりたいこと」「なりたい姿」が明確になると、いつまでに○○の資格をとる、○○についての勉強をはじめる、など具体的な目標に落としこむことができる。すると、それは行動に変わっていくのだ。
エージェントP
……ここまでで、「やりたいこと」や「なりたい姿」が明確にならなかった人は?
伝説のエージェント
未来まで決められなくても、「得意なこと」「向いていること」「得意でないこと」「絶対にやりたくないこと」が的確に伝えることができれば、転職エージェントの方で案件を紹介する精度がはるかに向上するだろう。
エージェントY
転職のミスマッチを減らすという私たちの理念にも叶っていますね。自分の棚卸し、ぜひすべての人にやってもらいたいです!

転職前のまとめ

伝説のエージェント
まとめると、やりたいことがまだ未確定な者は自分の棚卸しを行い、強みや弱み、そして将来像を掴むことからはじめるべし、ということだな。
エージェントY
確認ですが、これは転職エージェントに相談する前にやるべきことですよね?
伝説のエージェント
その通りだ。もっともエージェントを利用せず、個人で転職活動を行う者にとっても必要な作業だがな。
エージェントP
さらに前提の、「そもそも転職活動をするべきかどうか」については以下の記事をご覧ください!
伝説のエージェント
というわけで本日の講義はここまでだ。転職エージェントに相談すれば適職にぐっと近づくことは間違いないが、さらにその精度をあげるのは自分自身にほかならない。

業界のことを知り、自分のことを知り、マッチングをより間違いのないものにしてほしい。

エージェントP
『業界のことを知り、自分のことを知れば敵なし!』ということですね!……あ、そういう有名な言葉ありましたよね。なんでしたっけ?
エージェントY
『敵を知り己を知れば』?
エージェントP
『เจ้าจะไม่กลัวสงครามร้อย』!
エージェントY
何語だよ。

>>転職エージェントに行く準備を整えた後は、どのエージェントを使えばいいのかを比較しよう!