ハイクラス転職希望者の転職エージェント活用方法
2016/01/08
年収2,000万の人はエージェントを使うの?
高年収の求人案件の扱い方
高年収の求人案件が入ってきたら、転職エージェントとしてはすぐにでも候補者を確保したい。そのために「年収○万円以上のハイクラスの」、「エグゼクティブ向けの」といったサイトを保持しているのだ。
仕組み自体は通常の転職エージェントと同じものになるが、案件はハイクラスのものだけを集めている。さらにはベテランの精鋭コンサルタントを配置して、社内でも何よりも最優先で処理されていく案件というわけだ。
以前年収2,000万円という求職者の担当になったことがあるが、その者は積極的に転職先を探しているというよりは、今の会社よりも自分を評価してくれて、今よりも面白い仕事ができるなら転職してもいい、というスタンスだった
何がいいたいかというと、高年収の者は登録だけしておいて、”これは”という案件が出てきたときにだけ声をかけてもらうよう伝えておく、という使い方も可能ということだ。
元転職エージェント社員に質問!
先の年収2,000万円の者には、本人が面談を希望されたので来社してもらって面談対応をした。
外資系の金融会社に勤めていたのだが、その当時、その者の希望である「年収2,000万円を超えるような金融系」の求人がなく、金融系を得意とする営業担当が新規営業をかけ、良い求人が見つかればすぐに連絡をするという約束をした。
転職エージェント会社としては、年収2,000万円の方が登録してくれるだけでも「ありがたい」んだ。年収2,000万円と言うと、転職エージェントよりもヘッドハンティングの方がしっくりくる金額だからな。
もっと言うと、年収2,000万円も稼いでいるサラリーマンなら独立開業を考えているかもしれない。
その際の求人に転職エージェントとして使ってくれるかもしれないし、優秀な友人を登録者として紹介してもらえるかもしれない。
とにかくエージェントとしては大切にしたい求職者なので、目先の売上のために無理に転職をゴリ押しすることはありえないということだ。