*

「会社説明会が選考に関係ない」なんてまっぴらウソ!

   

【この記事で分かること】
・会社説明会の出欠は選考に関係あるのか?
・会社説明会で好印象を持たれるふるまい3つのポイント

そもそも会社説明会はなんのために行われる?

ベテラン人事
「会社説明会」というと学生時代の就職活動を思い出されるかも知れませんが、最近では中途採用でも会社説明会を実施する企業が増えてきました。

エージェントYさん、なぜ企業側は会社説明会をすると思いますか?

ベテラン人事 プロフィール

エージェントY
応募者の窓口を広げるためではないでしょうか? できるだけ多くの方に募集していることを知ってもらい、一人でも多くの優秀な方に応募してもらうために。
ベテラン人事
さすがエージェントYさん、お察しが良いです。

エージェントY プロフィール

ベテラン人事
もう一つ理由があります。エージェントPさん、いかがでしょうか?
エージェントP
えーっと、……暇なんじゃないっすかね?
エージェントY
そんなワケないでしょ!

エージェントP プロフィール

ベテラン人事
もう一つは募集している職種などを理解してもらい、本当に希望する方のみに選考を受けてもらいたいからです。
エージェントY
企業についてより理解している状態で応募して欲しいということですね。
ベテラン人事
そうです。選考の途中で「思っていた会社と違うなあ」と思われてしまっては、双方にとって時間がもったいないですから。

応募するのであれば、参加するのが賢明

エージェントP
でも「会社説明会の出欠は選考に関係ありません」ってよく聞きますよ?
ベテラン人事
会社説明会と同日に一次選考があるパターンを除いて、多くはそのように記載しているかと思います。

しかしそうでない場合でも、会社説明会から既に選考は始まっていると私は思うのです。

エージェントP
なん……だと……?
エージェントY
会社説明会から選考は始まっている、ってどういうことなんでしょうか?
ベテラン人事
先程も申し上げた通り、企業としては本当に希望する方のみに選考を受けて欲しいと思っています。

本当に志望している方は、どうにか都合をつけて説明会に参加すると思うのです。

エージェントY
会社説明会に参加できないというのは、それだけでマイナスポイントになりえるということですね。
ベテラン人事
もちろん人事担当者によりますが、私は出欠も気にしていましたね。
エージェントP
なる……ほど……!
エージェントY
それは普通に言っていいよ。
ベテラン人事
また、会社説明会に参加することで採用の確率も格段にアップすると思われます。
エージェントY
それはなぜでしょうか?
ベテラン人事
企業の説明を聞くことによって、応募書類や面接で必ず必要になる「志望動機」を考える幅が広がっていくためです。
エージェントP
より会社にフィットした応募書類が作成できるんですね!
ベテラン人事
そうです。実際にそこで働いている社員を見ることも可能なため、会社ホームページや採用ページなどでは把握しきれない社風を知ることもできます。

会社説明会はまさに情報の宝庫です。参加したからといって必ずしも応募する必要はありませんが、応募するのであれば必ず参加しましょう。

エージェントY
格言がでましたね。

人事担当者は説明会での選考対象者を覚えているもの?

エージェントP
でも、説明会で企業側は転職者の顔と名前まで覚えているものなんですか? さすがに覚えてないでしょ?
ベテラン人事
印象に残る方には2パターンあります。
エージェントY
好印象と悪印象ですね。
ベテラン人事
その通りです。「あまりにも態度の悪い方」、もしくは「鋭い質問をする方」のどちらかです。
エージェントP
僕は?
ベテラン人事
「あまりにも態度の悪い方」のほうですかね。
エージェントP
ヒュー!
エージェントY
何で喜んでるの?
ベテラン人事
良い意味で人事担当者の目に止まり、顔と名前を覚えてもらえれば採用のチャンスがぐっと広がると言っても良いでしょう。

次は会社説明会で好印象を持たれるための振る舞いをお教えします。

会社説明会で気をつけるべき3つのこと

エージェントY
会社説明会も面接くらいの気持ちで臨むほうが良いということですね。
ベテラン人事
その通りです。気をつけるポイントを具体的に紹介していきます。

チェックポイント1. 事前準備(服装など)

エージェントP
まず、服は何を着ていけばいいんですか? 時々「服装自由」という案内も見かけますが……。
ベテラン人事
自由で良いと案内されるケースもありますが、やはりビジネスシーンであるので、スーツを着用した方が無難です。
エージェントY
私服で失敗してもスーツで失敗することはありませんからね。
ベテラン人事
そうですね。また当たり前ながらも遅刻は厳禁です。万が一遅刻する場合は、事前に電話等で連絡しておきましょう。
エージェントP
面接なら遅刻の連絡は分かりますが、会社説明会でも連絡したほうがいいんすか?
ベテラン人事
はじめにも申しましたが、面接と同じ気持ちで望んでもらえれば良い印象を持たれると思います。判断に迷った時は「これが面接だったらどうするかな?」という風に考えてもらえればと思います。

チェックポイント2. 開場での立ち居振る舞い

エージェントY
では実際の会場では、具体的にどこから振る舞いに気を配るべきでしょうか?
ベテラン人事
家を出た瞬間から……、と言いたいところですが、流石に酷なので受付からとしましょう。

受付はその場に名簿がありますから、チェックされやすいところですね。

エージェントP
確かに! 何か気になる点があればすぐにメモできますね!
ベテラン人事
席は案内に従って着席しましょう。

多くは「前からお座りください」「資料のあるところにお座りください」「テーブルの中央は空けて、両端にお座りください」などと案内されます。

ここでも案内通りにできるかどうかをチェックされています。

エージェントP
いやいや、ナメないでくださいよ! 指定された場所に座ることくらいできるでしょうよ!!
ベテラン人事
それが、そうでもないのです。緊張されているのか、こちらの指示とは見当違いの場所に着席される方が必ず一定数いるものです。

あとは、日本人は後ろに座りたがりますからね(笑)

エージェントY
確かに……、何かの講義や講演などでもそういった傾向は見られますね。どう考えても最前列や真ん中のほうが見やすいのに……。
ベテラン人事
説明会でも案内がない場合は前から座ることをお薦めします。顔を覚えて貰いやすいですし、意欲を感じます。
エージェントP
説明会中は録音したりパソコンを開いたりしてメモをとるのはアリですか?
ベテラン人事
メモをとることは大いに推奨できます。ビジネスマンとして必須ですからね。実際の選考に進む際にも役立ちますし。

ただ、企業によってはそういったデジタル機器を注意する場合もありますので、やはり紙のメモが無難でしょうね。

チェックポイント3. 企業の方へ接触する際には

エージェントY
説明会の最後に質問を促される場面がありますよね。
エージェントP
あれ、超苦手なんですよね〜。あのピリッとした空気の中で聞いたことが他の人から見て変な質問だったら赤っ恥ですもんね。
ベテラン人事
そうです、ほとんどの方がエージェントPさんと同じように考えています。

それはつまり、チャンスということですよね?

エージェントP
た、確かに! 上手くボケれば顔と名前を覚えてもらえそうです!!
エージェントY
鋭い質問をして覚えてもらおうよ。
ベテラン人事
ただやはり大きな会場ですと、緊張してしまって上手く質問できないこともあると思います。

そのようなケースでは無理に説明会中でなくても良いので、終了後に社員に質問するなどしても良いと思います。

エージェントY
その方が落ち着いて質問できそうですね。
エージェントP
質問内容はなんでもええんすか?
ベテラン人事
よくありません。質問内容が的を射てない場合は逆効果になることもあるでしょう。

顔と名前を覚えてもらおうと無理して質問を絞り出しているのかなと思ってしまいます。

エージェントP
そんなこと言われたら怖くて質問できないっすよ!
ベテラン人事
他の候補者と差別化するには、ある程度のハードルは仕方ありません。

そうはいってもあらかじめ最低限の会社情報を入手したうえで説明会に参加すれば、自然と何かしらの質問は出てくるはずです。

エージェントY
例えばどういった切り口がありますか?
ベテラン人事
説明会の内容とあらかじめ調べた内容を比較して、これは説明会中に言ってなかったけど、私が入社した際にも適応されるのかな……、など。

「御社のホームページをみたんですけど……」と正直に言って良いと思います。人事担当者は自分の企業に強く興味を持ってくれている方だと認識するはずですから。

エージェントY
なるほど、これは是非使いたいテクニックですね!

まとめ 〜自分のために参加しよう〜

エージェントP
でもやっぱり企業の方に顔と名前を覚えてもらうって結構難しいことだと思うんですよね〜。
ベテラン人事
そうですね。タイミングなども影響すると思いますし……。

「絶対顔と名前を覚えてもらうぞ!」なんて気負わずに参加して欲しいと思います。参加することで得られる情報は必ず選考の中で活きますから。

エージェントY
働いている社員の顔つき一つとっても情報ですからね。先ほどベテランさんがおっしゃっていた。「参加したからといって必ずしも応募する必要はないが、応募するのであれば必ず参加すべし」ですね。
ベテラン人事
正にその通りです。より深い理解をするためにも、事前に企業のことを勉強しておくということもお忘れなく。
エージェントP
了解しました! 今回もありがとうございました!

伝説のエージェント
……このように転職活動はプロの助けを借りることでライバルと差をつける事ができる。できることなら転職希望者一人ひとりに、元人事担当者のベテランアドバイザーを付けてやりたいのだが、そうもいかないのが現実だ。

そこで利用して欲しいのが【転職エージェント】だ。

彼らは完全無料で転職希望者諸君のサポートについてくれる。面接や応募書類の対策をしてくれるだけでなく、採用担当者と直接合否に関するやり取りをしてくれる場合もある。これは元人事担当者にもできないサービスだ。

今転職をする気がない者でも、近い将来の転職を考えている者は相談だけでも構わないので門を叩いて欲しい。「良い案件が会った時だけ連絡がほしい」など、転職エージェントの使い方は転職希望者の数だけあるのだから。

転職失敗バスターズとしては、エージェント在籍数の多い「リクルートエージェント」を推奨しているが、より自分に合ったエージェントを見つけたい者は比較ページでエージェントを見比べてみてくれ。

転職希望者諸君の転職活動がうまくいくことを心から祈っている。

>> リクルートエージェント(公式サイト)
>> 転職失敗バスターズ エージェント比較ページ