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元人事担当者が教える、転職後活躍できる人ってどんな人?

   

【この記事で分かること】
・転職後に活躍するまでの円滑な流れ
・どの時点で転職成功といえるのか?
ベテラン人事
……そういえば、このサイトは転職前の情報が中心ですね。

ベテラン人事 プロフィール

エージェントY
転職希望者向けの情報提供をしているので、どうしても転職後の情報は不足しがちになっています。改善の余地アリです。
エージェントP
転職後!? 「モテる!社会人合コンのテク10選」とかですかね!!?? さっそく取材に行ってきます!!
エージェントY
そういうのは他のサイトがやればいいよね。

エージェントY プロフィール

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ベテラン人事
転職することはゴールではありませんよ。

多くの会社の採用試験を受けていると転職の目的が分からなくなってしまうものです。内定をゴールに据えてしまうのですね……。

しかしながら本当のゴールは新しい会社でもともと考えていた目標(年収アップ、ワークライフバランスの確保、やりがいの充足など)を達成することです。転職成功がゴールではありません。

転職後のことまで考慮し、本当の「転職失敗」を減らす情報をこのサイトで発信していくべきではないでしょうか?

エージェントY
おっしゃる通りです……。転職後までフォローしてこそ「転職失敗バスターズ」だと思います。
エージェントP
じゃあさっそくですが、転職後のフォローということで、「転職後に活躍できる人」について教えてもらってもいいっすか?
ベテラン人事
もちろんです。入社後のスムーズな活躍について、元人事担当者目線でお話させていただきます。

Step.1 仕事をする前に、まずは足元を固めましょう

業務のことよりも先に従うべきルール

エージェントY
転職先でのスムーズな活躍、ということは新しく入った会社で業績を上げるためのノウハウということですね?
ベテラン人事
いえ、急いては事を仕損じます。まずは足元を固めることが先決です。
エージェントP
足元を固める?
ベテラン人事
はい。まずは会社のルール、社風を把握することが大切なのです。
エージェントY
例えばどういったことですか?
ベテラン人事
時間管理の仕方、書面の書き方、決裁の仕方など業務面はもちろんですが、お昼の取り方やPC・文房具の使い方など、日常面の不文律も含まれるでしょう。
エージェントP
えー、仕事に関係ないことまで気を配らなくちゃいけないんすか〜?
ベテラン人事
当然です。中には気に入らないこともあると思いますが、まずは全てを受け入れましょう。業務の土台となる人間関係を円滑にさせるのです。
エージェントY
確かに仕事をしていく上で他のスタッフの協力は不可欠です。転職はコミュニケーションの環にうまく馴染むところから始まるのですね。
ベテラン人事
その通りです。自分の存在を知ってもらう前に自分から人の名前を覚えて話かけていくことを心がけてください。早い段階で相談できる人をみつけると日々の生活がずいぶん楽になりますよ。

「誰に」「何を」聞く?

エージェントP
でも転職後すぐなんて、業務に限らず分からないことばっかりですよね〜。
ベテラン人事
ええ、毎日分からないことにぶつかると思います。分からないのは当然ですから、早め早めに不明点をつぶしていき、職場に馴染む姿勢が大切なんです。

後は誰に聞くかもポイントです。総務や人事など、特定の人だけに頼っていてはもったいないですよ。

近くの社員の方に聞いていくことで人間関係をつくっていくこともできるので、分からないことを聞く=人間関係を広げるチャンスだと思ってみてください。

エージェントY
では反対に気をつけたいことなどはありかすか?
ベテラン人事
そうですね……。人間関係を構築する際に気をつけたいのは、何気ない会話の中で前職の話をしないことでしょうか。

以前の職場の話は正直しない方が得策です。自分から話をするより、聞かれたら話をする位の気持ちでいた方が賢明でしょう。

エージェントP
棒に入っては棒に従え、ということですね!?
エージェントY
うーん、惜しい。

Step.2 求められている成果と仕事の進め方を把握する

ベテラン人事
次のプロセスは『把握すること』です。
エージェントY
把握、ですか?
ベテラン人事
はい。転職に成功された方は採用面接時に自分に期待されていることをすり合わせたかと思いますが、実際に会社でパフォーマンスできるかは別問題です。

今のこの会社で自分が何をすべきなのか。何ができるのか。すぐに実績を出したいと思ってしまいがちですが、まずは観察し把握に努めることが大切なのです。

エージェントP
採用面接時のすり合わせがうまくいっていれば何を求められているかなんてある程度イメージできてるものなんじゃないっすか?
ベテラン人事
出すべき実績がイメージできても、仕事の進め方は会社や環境によって異なります。あまりにも急ぎすぎて会社に沿わないやり方をしてはもったいないですからよ。

最初はじっくり観察して自分なりに考え、まわりに相談しながら進めることが大切です。

エージェントY
なるほど、やはり実際の人事の方の目線は参考になりますね……。

Step.3 いざ、実績を出す

エージェントP
いやいや、甘やかし過ぎですよ! 中途採用なんて爆速で結果を出してナンボでしょうに!
エージェントY
相変わらず、謎の上から目線だね。
ベテラン人事
即戦力として期待される中途採用者ですが、入社後直ぐに大きな実績を出すのはなかなか難しいものです。

まずは小さくてもよいので、その会社の枠に沿った仕事で結果を出し実績をつくることが大切だと私は考えています。これには新天地での仕事の進め方を把握するという側面もあります。

エージェントY
まずは慣らし運転から、ということですね。
ベテラン人事
その後、本来自分がやりたかったことで実績を出していくと良いと思います。
エージェントP
うむむ……、どんなに優秀な方でも転職してすぐに結果を出すというのは難しいんですね〜。
ベテラン人事
このように転職後は段階的に会社に溶け込むことで、スムーズな活躍に結びつくのではないかと思います。

まとめ 〜どの時点で転職成功?〜

エージェントY
最初の話に戻りますが、『転職のゴール』はどこに設定するべきなのでしょうか?
ベテラン人事
私の個人的な見解ですが、入社後に働くための環境を整え、小さいながらも実績を出すことができれば転職は成功したといえるのではないでしょうか。

実績の大小はこれからハードルを上げていけば良いのです。まずは実績を残す。もちろん円滑な人間関係のもとで、です。

エージェントP
小さくても実績を残すことか……。そこまで行けば一安心なんですね!
ベテラン人事
いえ、気は抜けません。
エージェントP
あれ〜……。
ベテラン人事
何かしらの実績を残し、転職成功だと思った時にこそ、もう一度転職をした本当の理由を考えてみてください。

慣れてしまうと自分が本当にやりたかったことを忘れてしまいがちですし、また中途採用者として期待されていたことも忘れがちです。

エージェントY
採用面接ですりあわせた内容を改めて意識するわけですね。
ベテラン人事
そうです。入社間もない頃とは全く違った目標達成までのイメージが掴めているかと思います。このようにして活動の場をどんどん広げていく、それこそが本当の『転職のゴール』なのです。
エージェントP
なんか、一生ゴールなんてなさそうですね……。
ベテラン人事
ええ、死ぬまで走り続けてください。
エージェントP
(あれ? 急に辛辣!!!)

伝説のエージェント
……このように転職活動はプロの助けを借りることでライバルと差をつける事ができる。できることなら転職希望者一人ひとりに、元人事担当者のベテランアドバイザーを付けてやりたいのだが、そうもいかないのが現実だ。

そこで利用して欲しいのが【転職エージェント】だ。

彼らは完全無料で転職希望者諸君のサポートについてくれる。面接や応募書類の対策をしてくれるだけでなく、採用担当者と直接合否に関するやり取りをしてくれる場合もある。これは元人事担当者にもできないサービスだ。

今転職をする気がない者でも、近い将来の転職を考えている者は相談だけでも構わないので門を叩いて欲しい。「良い案件が会った時だけ連絡がほしい」など、転職エージェントの使い方は転職希望者の数だけあるのだから。

転職失敗バスターズとしては、エージェント在籍数の多い「リクルートエージェント」を推奨しているが、より自分に合ったエージェントを見つけたい者は比較ページでエージェントを見比べてみてくれ。

転職希望者諸君の転職活動がうまくいくことを心から祈っている。

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