転職の内定辞退はメールと電話どちらが正解か専門家に聞いた
・トラブルにならない内定辞退【プロ監修】
・内定をもらったが他社も受けていて、回答を待って欲しい場合は言うべき? 言わないべき?
エージェントP:……では、新卒ではなく中途採用でも“ 内定辞退 ”は良くあるということですね?
ベテラン人事:よくあるなんてものじゃありませんでした。転職の場合、1社のみ受けてそこに合格し入社するということは、ほとんどありませんから……。
エージェントP:同時に何社も内定することがザラにある、と?
ベテラン人事:多くの場合、気になる会社に数社応募し、その中から何社も書類審査に受かり、何社も面接し、最終的に内定をもらうことになります。
エージェントP:ええ、ええ。
ベテラン人事:内定をもらっていないとしても、より志望している企業が残っていたら既に内定をもらった企業はキープとし、本命の転職活動を続けますよね? このようにして、複数社の内定が発生してしまうのです。
エージェントP:それで内定辞退が起きてしまう……。なるほど、興味深いですね。
そんなこんなで、今回は人事業界歴15年のベテラン採用担当の方に、「誰も傷つけない正しい内定辞退の方法」を伺いたいと思います。
【保存版】波風を立てない内定辞退の方法【プロ監修】
1. スピードが肝心
繰り返しますが、辞退するのであれば早急に伝えることが非常に大切です。
2. メール or 電話
やっぱり断るのって言いづらいことなので、電話よりもメールのほうが転職者としては楽ですよね。ただ、お世話になった人事担当者の方には直接口頭で言ったほうが良い気もしますし……。
そういった場合は口頭で、つまり電話でお伝えするのが人としての筋だと思います。
他社選考で内定を待ってもらいたい場合
辞退するなら早めに、とは言っても、第一志望の企業の選考が続いている場合や合否待ちの場合など、で内定している企業に入社する意思を伝えられないケースもあると思います。
スケジュール次第かもしれませんが、例えば第一志望の合否連絡を待っていることなど、自分の状況について内定をもらった企業に伝えるのもひとつの方法です。
むしろ早めにお伝えいただくことで、会社は辞退が発生するリスクに対してどのような準備をするべきかを考えることができますから。
まとめ 〜嘘が一番良くないのです〜
でも、本当に大丈夫なんですか……? 「このガキ、ライバル会社受けてやがるwww」みたいなことになりませんかね?
どのような企業を狙っているのかを伝えることは、マイナスイメージにはなりません。むしろスケジュールを明確にしていることに対しては、私なら好印象を持ちますね。
ぜひ採用面接は相互理解の場なので、辞退に関してもぜひ腹を割ってご相談いただければと思います。
エージェントP:……つまり、素直に生きろということですね。
ベテラン人事:そうです。肩肘をはらず、等身大の自分で採用面接に挑んで欲しいと思います。
エージェントP:いやはや、本日は貴重なお話を有難うございました! ベテラン人事さんにもう一度大きな拍手を!
そこで利用して欲しいのが【転職エージェント】だ。
彼らは完全無料で転職希望者諸君のサポートについてくれる。面接や応募書類の対策をしてくれるだけでなく、採用担当者と直接合否に関するやり取りをしてくれる場合もある。これは元人事担当者にもできないサービスだ。
今転職をする気がない者でも、近い将来の転職を考えている者は相談だけでも構わないので門を叩いて欲しい。「良い案件が会った時だけ連絡がほしい」など、転職エージェントの使い方は転職希望者の数だけあるのだから。
転職失敗バスターズとしては、エージェント在籍数の多い「リクルートエージェント」を推奨しているが、より自分に合ったエージェントを見つけたい者は比較ページでエージェントを見比べてみてくれ。
転職希望者諸君の転職活動がうまくいくことを心から祈っている。