履歴書、職務経歴書で人事はどこを見てる?丨元人事が教える
2016/07/08
・人事担当者に「会ってみたい」と思わせる応募書類の書き方
・企業ごとに応募書類を変えたほうが良いのか?
私達人事部が最初に確認するのは応募条件に該当するかどうかですが、条件を満たしている応募者というのは、実はそれほど多くないんです。
さらに今は「求人数 > 応募数」で、採用したい企業よりも採用される人材のほうが優位な市場です。
そんなチャンスをものにするためには、履歴書はしっかりと書いていただきたいものです。
人事担当者に「会ってみたい」と思わせる応募書類
いま、会いたくなる「職務経歴書」
職務経歴書は過去からの経験をありのままに書いていきますが、単なる過去の経歴だけでは「会ってみたい」とは思ってもらえません。ちょっとした工夫が必要なのです。
自分(または、自分の組織)の営業成績が全社でどの程度貢献できていたのかを、売上、経費、利益などの数字を追記していきます。また経理的な事務処理等の経験があれば、これも記載していきます。
そうすることにより人事部は「これまで営業だけでなく経理の視点を持って働いており、そのために勉強してきた人だ。だから今回転職しようとしている」と感じるのです。
WebディレクターからWebディレクターへの転職であれば、仕事以外でも多くのWebサービスを勉強のために利用してきたなど、「これまで転職に向けて頑張ってきた」ということを強調するわけです。
いま、会いたくなる「志望動機書」
具体的には以下の3点に気を配って書いて欲しいと思います。
1. なぜ、転職しようとしているのか
2. これまでのどのようなスキルや知識が転職先で活かせるのか(活かしていきたいのか)
3. 転職にあたって次の場所へ挑戦することの想いや志
自己分析だけでなく、企業研究も大切です
まとめ 〜企業ごとにイチから書きましょう〜
でもなぜか人事部には汎用性の高い文章(どこの会社にでも一旦提出はできる内容の)職務経歴書、志望動機書が届きます。それはもううんざりするくらい届きます。使い回しはすぐに分かりますよ、こっちはプロですから。
もしくは「〇〇の企業に合わせて職務経歴書を書き直したいです」と自分から言ってもいいと思います。エージェントとしてはやる気のある転職希望者は大歓迎のはずですから、喜んで再添削をしてくれると思いますよ。
そこで利用して欲しいのが【転職エージェント】だ。
彼らは完全無料で転職希望者諸君のサポートについてくれる。面接や応募書類の対策をしてくれるだけでなく、採用担当者と直接合否に関するやり取りをしてくれる場合もある。これは元人事担当者にもできないサービスだ。
今転職をする気がない者でも、近い将来の転職を考えている者は相談だけでも構わないので門を叩いて欲しい。「良い案件が会った時だけ連絡がほしい」など、転職エージェントの使い方は転職希望者の数だけあるのだから。
転職失敗バスターズとしては、エージェント在籍数の多い「リクルートエージェント」を推奨しているが、より自分に合ったエージェントを見つけたい者は比較ページでエージェントを見比べてみてくれ。
転職希望者諸君の転職活動がうまくいくことを心から祈っている。