*

日本マイクロソフトに転職するには何が必要か?【取材記事】

      2016/07/15

マイクロソフトサムネイル(大)

【この記事で分かること】
・日本マイクロソフトって、どんなふうに働いてるの?
・働いていくには英語力ってどれくらい必要?
・大手外資系に向いている資質とは?
伝説のエージェント
さっそくだが、今回は外資系企業の中でもネームバリューのある企業、マイクロソフトで働いている者の取材に行ってもらう。

伝説のエージェント プロフィール

エージェントY
マイクロソフトって、あのIT企業大手のマイクロソフトですか? それはぜひお話を伺いたいですね。
エージェントP
そういえばマイクロソフト創業者のビル・ゲイツ氏は、学生時代に授業スケジュールのプログラムをいじって自分が女子ばかりのクラスに入るよう仕掛けを施したという伝説があります。
エージェントY
もっと良いエピソードはなかったの?

エージェントY プロフィール
エージェントP プロフィール

伝説のエージェント
有名企業の給与や働き方など、リアルな内情を取材してきてくれ。
エージェントY
はい!

外資の営業には2種類あるって知ってる?

エージェントP
本日はよろしくお願いします!
小林さん
はい。こちらこそよろしくお願いします。
【取材者データ】小林さん(仮名)
年齢:40代
性別:男性
前職:システムエンジニア
現職:営業部門
エージェントY
ご経歴を拝見すると、システムエンジニアから営業職に転職されたんですね。このシステムエンジニア(前職)は、国内企業だったのですか?

取材風景01

小林さん
そうです。コテコテの国内企業で、IT関連の開発業務を行っていました。
そこから30歳を超えたあたりで営業職に挑戦したいと思い、現職の日本マイクロソフトに転職しました。
エージェントP
30歳を過ぎて他業種に進むって凄い勇気がいると思うんですけど……。
小林さん
とはいえ同じIT系なので、ある程度の知識は備わっている状態だったと思いますよ。

そういえばお二人は、外資系の営業職には大きく分けて2種類あるってご存知ですか?

エージェントY
いえ、知らないです。ぜひ教えてください!
小林さん
外資系企業の営業職は、「プレセールス」「ポストセールス」に分かれています。プレセールスが受注前の営業なのに対し、受注後のセールスがポストセールスですね。
エージェントP
へ〜、まったく知らなかったです。ちなみに小林さんはどちらだったんですか?
小林さん
プレセールスでした。ソフトウェアを導入してくださる顧客に向けて、受注までのサポートを行う業務です。
エージェントY
なるほど勉強になります。でもなんで、外資系企業だったんですか? 国内にも営業職はごまんとありますよね?
小林さん
それはズバリ、「給与」と「ワーク・ライフ・バランス」ですね。

やっぱり気になる給与について

エージェントP
給与!!!!!
エージェントY
確かに気になるところではあるけど、あんまり不躾な質問をしちゃダメだよ。
エージェントP
あの、具体的な金額って教えてもらえないでしょうか!!!???
エージェントY
(ストレートすぎ!)
小林さん
うーん、具体的な金額はちょっとあれですが、前職よりもアップはしましたね。あと、確定申告している人もざらにいます。
エージェントP
確定申告? サラリーマンは必要ないですよね?
エージェントY
ぺーちゃん、サラリーマンでも年収2000万円以上は確定申告が必要なんだよ……。

取材風景02

エージェントP
Oh……。

つまり年収2000万円以上の方がゴロゴロいるということですね……。

小林さん
あ、あの、大丈夫ですか?
エージェントY
あ……、すみません! そ、それでは「ワーク・ライフ・バランス」についてもお聞かせください。

ワークライフバランスについて

小林さん
は、はい。まずはどこでも仕事ができる環境が与えられたことが大きいですね。

パソコンさえあればどこにいても、例えば家やカフェ、それこそ公園でだって仕事ができるんです。

エージェントP
それはいいですね。オフィスにいなきゃいけない時間とかはあるんですか?
小林さん
いわゆるコアタイムですね。11〜15時がその時間に該当しますが、ただ私のように外回りのある営業職だとその時間もいないことが多くあります。

例えば朝と夕方に打ち合わせがある日なんかはオフィスに行かず、直行直帰だったりしますね。

エージェントY
そういった時間に関する裁量権も与えられているんですね。
小林さん
完全に成果主義なので、「業績を上げること」と「コンプライアンスに反しないこと」、この二つを徹底すれば基本的に何をしてもOKです。

私は妻子がいるので、特に子どもが幼いうちは子育てとの両立といった面で大変助かっていました。

エージェントY
なるほど! それは素敵ですね!
エージェントP
でも、成果主義ということは業績が悪いとポイッと捨てられちゃったりするんじゃないですか?
エージェントY
捨てられるは言いすぎかもしれませんが、確かに外資系はそのイメージが強いですよね。実際のところ、どうなんですか?
小林さん
よく都市伝説的に語られる「ある日突然デスクがない」というようなことはなかったですが、業績が悪いと解雇されることは別段珍しいことではありません。
エージェントP
やっぱり「頑張りました!」ということではダメなんですよね……?
小林さん
もちろんダメです。結果の伴わない頑張りはまったく評価されません。

ただ、入社から2、3年くらいまでは猶予を与えられている感じはありますし、業績が悪ければ即解雇というわけではありません。改善フローを走らされ、それでも業績が悪いければ解雇されていくという印象です。

エージェントY
さすがにそうですよね。ちょっと安心しました。
小林さん
解雇通告される時も、パッケージといって「退職金」「解雇されるまでの数ヶ月分の給与」「転職エージェント」のセットが上司から提示されます。なので、本当に突然さよならということはないと思いますよ。
エージェントP
いやあ、なんか安心しましたわ〜!
小林さん
他の外資系企業は知らないですけどね。
エージェントP
(えっ……!?)

英語力ってどれくらい必要?

取材風景03

エージェントY
ではちょっとテーマを変えまして。英語力ってどれくらい必要なものでしょうか?
小林さん
話すスキルはそこまで必要ではありませんが、読むスキルや聞くスキルは必須だと思います。

ちょっと具体的な内容になりますが、業務の中で英語の仕様書を日本語にわかりやすくまとめる作業があります。これは英語が読めないと、ちょっと仕事にならないですね。

エージェントY
小林さんは入社してから英語を学ばれたのですか?
小林さん
前職が海外のソフトウェアを国内で売る仕事だったので、ある程度の語学力はありました。ただ、やっぱり入社してから結構勉強しましたよ。
エージェントP
そうですよね〜。まあ、前向きに考えれば、本格的な勉強は入社後でも間に合う、ってことで!
小林さん
間に合わせる、という方がニュアンスが近いかもしれませんね。笑

外資系企業はどんな人が向いてる?

エージェントY
では最後になりますが、大手の外資系企業にお勤めの小林さんからみて、どういった方が外資系企業に向いていると思いますか?

取材風景04

小林さん
そうですね、個人的な感想になってしまうのですが外資に「地味な人」は向いていないかなあと思います。
エージェントP
じ……、地味な人、ですか?
小林さん
はい。例えば会議なんかではまったくしゃべらないと「お前は何のためにいるんだ」ということにもなりかねません。
エージェントP
(そこら辺は想像通りの外資系企業だ……!)
小林さん
前向きに仕事を取りにいくという積極性ももちろんですが、そういった場でバリバリ発言できる、ある種の明るさが求められる職場ではないかなと思います。
エージェントY
小林さんは明るい方だったんですか?
小林さん
うーんどうでしょう。ただ、少なからず入社して変わったとは思います。もう日本企業には戻れないですね。
エージェントP
おお、やっぱり魅力的なんですね!
小林さん
繰り返しになりますが、「お金」と「ワーク・ライフ・バランス」ですね。

ただ職場に50代の人がほとんどいないので、将来のことは不安になりますね。それこそ業績次第で解雇されることもありますし。

エージェントY
そういった場合はどうされるご予定ですか?
小林さん
同業他社への転職でしょうね。そういった先輩方を多く見ていますし。とにかく今は現職で頑張れるだけ頑張ってみようと思います!
エージェントP
本日は貴重なお話をありがとうございました!

伝説のエージェント
なるほど、「お金」と「ワーク・ライフ・バランス」か。
エージェントY
ええ、特に場所を問わないワークスタイルにとても魅力を感じられてた様子でした。
伝説のエージェント
しかしエージェントYよ。「いつでも仕事ができる」ということは「いつでも仕事ができてしまう」ということと同義だ。

外資系になると夜中にもメールが飛び交うだろうし、早朝や深夜に海外との電話会議があるかもしれない。自分の生活と仕事をシームレスにスイッチできるスキルも外資系でやっていくには必要なのかもしれないな。

エージェントY
なるほど、確かにその通りです! 転職希望者に勧める際はそういったことも加味して考えていかねばなりませんね!
エージェントP
外資系に転職するには、やっぱり英語力を付けるのが先決ですかね?
伝説のエージェント
いや、現在の自分のスキルや状況を客観的に把握することが最も大切だろう。そのためには、転職エージェントに判断してもらうのが手っ取り早い。特に外資系に強いエージェントに依頼をすれば、外資系企業の転職成功にぐっと近づくことができるだろう。
エージェントY
外資に強いエージェントといえば、JACリクルートメントですね。
伝説のエージェント
うむ。海外に拠点があり、多数のネットワークを持っていること、また、利用者の満足度が高いことなどを考慮しても、おすすめできるエージェントだろう。
エージェントY
今回も勉強になりました! ありがとうございました!

JACリクルートメント公式サイト2