年代別の転職事情|年代別の適切な転職アプローチ
2015/12/25
各年代の正しい転職アプローチを知ろう
第二新卒の転職事情
第二新卒とは、新卒で入社した後、3年以内に退職した社会人のことを指す
第二新卒は、現在多くの企業に注目されている。その理由として、新卒より社会人経験を積んでいる分、ビジネスマナーが身に付いているという点。また若さゆえの柔軟性で理解が早く、新しい環境にもなじみやすいという点が挙げられる。
そのような理由から、企業は一から教育しないといけない新卒よりも第二新卒のほうが魅力的な人材であると期待しているのだ。
「自分の可能性が活かせる場が他にあるのでは?」
「自分に合わないところに就職してしまったかもしれない」
と思う第二新卒の方は、転職の選択肢も視野にいれて構わないだろう。
30代の転職事情
30代は転職するにはリミットだと思うだろうか?? いや、30代こそ転職のチャンスなんだ!
確かに一般的には、30代での転職は、
「求人数が少ない…」
「年齢がネックになるのではないか…?」
「もし失敗したら…」
などなど、冴えない考えが頭を過るだろう。
でもよく考えて欲しい。30代の転職というと、即戦力として「同業界、同分野の経験」が求められると決めつけていないだろうか?
最近では、業界での規制緩和も進み、異業界への相互参入が活発になり、異分野への転職も経験の活かし方によっては十分可能だ。雇用する会社によっても、異業界への相互参入は自社の社員が持たないノウハウを持った社員が必要であり、新しい風を社風にも吹き入れるチャンスにもなるんだ。
だからといって、必要以上に自分の実力を過信しないようにして欲しい。転職はあくまでも慎重行うのが鉄則だ!!
その会社に入って、自分の経験を活かしてどのような提案ができるのか、想像してみてくれ。自分の頭の中で何度もシミレーションを重ね、きちんと提案できる自信がついたなら転職に踏み切る背中を押してやろう。
中高年の転職事情
中高年の転職状況はどうだろうか。
今は景気が回復しつつあると言われているが、中高年の転職は厳しいのが現実だ。中高年の転職希望者が増加傾向なのに対して、中高年向け求人数は横ばいになっている。なぜだと思う?
1つの理由として、「若くて能力のある人材が欲しい」という企業側の本音があるからだろうな。かといって企業側も中高年もまったく採用しないわけではない。では採用されるポイントは何だ?
そのポイントを知るうえで、企業がなぜ中高年の採用を避けるのかを説明していこう。
それは、「賃金の高さよりも、就業経験からくる扱いにくさ」にあるんだ。新しい環境への適応力、柔軟性、組織内での円滑なコミュニケーション能力の有無などがキーとなる。つまり、これができない奴は賃金うんぬん以前に扱いづらいなと疎まれてしまうんだ。
さらには、中高年の転職者に企業側が期待する即戦力と専門性ですが、転職市場では「スペシャリスト」の方が「ジェネラリスト」より有利になっているようだ。広く浅い知識よりも、狭く深い知識が求められているということだな。
なので、人よりすぐれた能力、自分にしかできない能力を持っている事が中高年の転職を有利にする秘訣といえる。