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CMで話題沸騰中のビズリーチって、どんな転職サービスなの?

      2016/07/06

エージェントP
ちょっとヤスさん! このCM観てくださいよ!

エージェントY
最近やってる「ビズリーチ」のテレビCMだね。やっぱり私たちも仕事柄、転職サービスのCMとかは気になっちゃうものだよね。

エージェントY プロフィール

エージェントP
え? 転職サービス? 何を言ってるんすか?

エージェントP プロフィール

エージェントY
いや、このビズリーチだよ。エグゼクティブやハイクラス向けの転職エージェント会社じゃないか。
エージェントP
ええええええ!!!そうだったんですか?
エージェントY
知らなかったの? じゃあなんでこのCM観せてきたんだよ。
エージェントP
もちろん、この「吉谷彩子」チャンの可愛さを語るためですよ!!

ビズリーーーチ!出典:https://youtu.be/fqgMS1V1GMM

エージェントP
「ビズリーーーチ!」♪
エージェントY
(めっちゃ腹立つ)
伝説のエージェント
ビズリーチはハイクラス向けの転職エージェント会社だ。

伝説のエージェント プロフィール

伝説のエージェント
ハイクラスに特化したメリット・デメリットがあり、他社とは一線を画した転職エージェントサービスになっている。

今回はそんなビズリーチについて、基本情報から活用方法までどこよりも詳しく紹介していこうと思う。

ビズリーチの基本情報

伝説のエージェント
まずはビズリーチの会社概要について。
【株式会社ビズリーチ】
設立:2007年8月(サービス開始は2009年4月)
社員数:約500名
資本金:約2.3億円(資本準備金を含む)
事業内容: インターネットを活用したサービス事業
エージェントY
事業内容を見ると、転職についてのサービス提供だけではなさそうですね。
伝説のエージェント
そうだ。ビズリーチは現在以下7つのサービスを提供している。
  1. 管理職・グローバル人材の転職サイト「ビズリーチ」
  2. キャリア女性のための転職サイト「ビズリーチ・ウーマン」
  3. 20代のためのレコメンド型転職サイト「careertrek(キャリアトレック)」
  4. シンガポール、香港を中心としたアジアハイクラス人材紹介サイト「RegionUP(リージョンアップ)」
  5. 友達とクイズで競える学習アプリ「zuknow(ズノウ)」
  6. 求人領域に特化した検索サービス「スタンバイ」
  7. 学生のためのスカウト型就活サイト「ニクリーチ」
エージェントY
幅広いサービス展開をしていますね。とはいえ人材転職サイトがメインといった感じです。
エージェントP
……ちょっとちょっと、最後の「ニクリーチ」ってなんですか! なんで急にフザケちゃったんですか!?
伝説のエージェント
ふざけてなんかないぞ、至極真面目だ。ニクリーチは「お腹を空かせた学生のためのスカウト型就活サイト」と銘打っている。貪欲に企業を探し求める肉食系就活生のための転職サイトだな。

まあ今回の記事は「1.ビズリーチ」に焦点を絞って紹介する。ここでは幅広い展開をしている企業だということを知ってもらえれば十分だ。

転職サイト「ビズリーチ」の特徴とは?

ビズリーチキャプチャ

日本最大級のハイクラス転職サイト

伝説のエージェント
先程から何度か解説をしていたが、ビズリーチはハイクラス向けの転職エージェント会社だ。
エージェントY
ハイクラスって言うと、どれくらいの年収を想定すればよいでしょうか?
伝説のエージェント
ビズリーチでは年収750万円以上をハイクラスと位置づけている。それ以下の年収でも限定的にサービスを利用できるが、あくまでも基本はハイクラスに特化したサービスだということを念頭に置いてくれ。
エージェントY
そうなると登録者の平均年齢も高くなりそうですね。20代で年収750万円以上って、なかなか想像できませんし。
伝説のエージェント
登録者数の平均年齢は42歳だ。かつ約60%以上が40代以上と、転職市場ではかなりの高齢層が集まっていると言えるだろう。
エージェントP
え〜、そんなオッサン達に需要があるんですか〜? 年収750万円以上向けとか言っても、下回る人も多かったりして(笑)
伝説のエージェント
平均年収は902万円とのことだ。
エージェントP
ナメた口をきいてすみませんでした!!!!!!
エージェントY
(本当にお金に弱いな)
伝説のエージェント
ちなみに、登録者数の半分以上は「6名以上のマネジメント経験」を有する者だ。年収だけでなく実力も伴っている、名実ともにハイクラスな人材が集結しているサービスといえるだろう。

会員制かつ有料でのサービス提供

伝説のエージェント
もっとも大きな特徴が有料サービスであるということ。これは転職業界初の試みだ。
エージェントP
い、いくらくらい取られるんですか?
伝説のエージェント
年収750万円以下のハイクラス求職者は月額4980円、それ以下の年収の者は月額2980円を支払う必要がある。
エージェントY
毎月となると結構な負担かもしれませんね。
伝説のエージェント
それが高いかどうかについては後ほど話そう。

また入会には厳正な審査がある。ビズリーチで設けられた独自の基準をクリアしないと入会することもできないのだ。

エージェントP
きっびし〜。そんな高いハードルで、見合ったメリットはあるんですか?
伝説のエージェント
当然だ。まず、求人の質が抜群に高い。非公開求人の中でも特に優良な求人が集まっているだろう。
エージェントP
それはまたどうして?
伝説のエージェント
社員を採用したいと考えている企業目線で考えてほしい。

企業からするとビズリーチに登録している転職希望者は「課金をしてまで転職活動をする意欲の高い転職希望者」だ。

エージェントY
なるほど! それで失敗の許されない役員などの求人も、ある程度実績に基づいて採用することができるというわけですね!
伝説のエージェント
その通り。普通の転職サイトでは見かけないような大手の企業や役員の募集まで、優良求人の種類は多岐にわたるだろう。それを可能にしたのが「月額課金制」と「厳正な入会審査」というわけだ。

企業やヘッドハンターが直接スカウトをする

伝説のエージェント
その他にもビズリーチのユニークな特徴として、求職者のデータベースを全面公開しているということが挙げられるだろう。
エージェントY
個人情報を公開しているだけのような……。そのことで得られるメリットは何ですか。
伝説のエージェント
閲覧できるのは企業の採用担当者だ。彼らは良い求人を積極的に探しているが、このデータベースを閲覧することで気になった人材に直接アポイントメントを取ることができるようになっている。
エージェントP
ええ! つまりデータベースを公開することで、登録するだけでヘッドハンターの目にとまるということですね!?
伝説のエージェント
その通りだ。職務経歴書だけでなく、ビズリーチではログイン情報なども公開している。

ではエージェントP、ログイン情報を公開することで、採用担当者やヘッドハンターとしてはどういったメリットがあるだろうか?

エージェントP
はい! ログインの頻度が分かるので、その人の家族構成が分かります!
伝説のエージェント
前半までは正解だっただけに後半がまったく間違っていて惜しいな。ではエージェントY。
エージェントY
はい。ログインの頻度が分かるので、転職に対してどれだけ精力的に取り組んでいるかがわかると思います。
伝説のエージェント
うむ。その通りだ。毎晩転職サイトをチェックしているものと二週間に一度不定期に確認している者では、転職に対する意欲の違いがみえてくるだろう。

ビズリーチ課金会員のできること

伝説のエージェント
ビズリーチでは会員を以下のようにセグメント分けしている。
 タレント会員
(年収750万円以下)
ハイクラス会員
(年収750万円以上
スタンダード
(無料会員)
・スカウトを受け取る
・一部求人のみ応募可
・スカウトを受け取る
・一部求人のみ応募可
プレミアム
(月額課金会員)
・すべてのサービスを利用可能
・2980円/月
・すべてのサービスを利用可能
・4980円/月
エージェントY
あれ、無料でも登録は可能なんですね。
伝説のエージェント
その通り。登録し、データベースを公開することは可能だ。だだし求人を見ることはできない。データベースを元にスカウトのあった企業に一部応募できるという仕組みだ。
エージェントP
せっかくスカウトが来たけど応募ができないケースもありそうですね……。
伝説のエージェント
この有料課金制については賛否両論あると思うが、人生の中で数か月程度の転職活動だ。よりよい求人を見つけるためにある程度の投資をすることは、十二分に価値があると考えている。

ビズリーチの提唱するダイレクトリクルーティングって?

伝説のエージェント
ときにエージェントPよ。「ダイレクトリクルーティング」という言葉を知っているかな?
エージェントP
……いえ、知りません。
伝説のエージェント
そうだろうな。なにせこれはビズリーチが提唱した言葉だからな。
エージェントP
うわっ、嫌な質問だな〜(そうなんですね! 勉強になります!)
エージェントY
ぺーちゃん、本音と建前が逆だよ。
伝説のエージェント
この「ダイレクトリクルーティング」とは、先ほど説明したデータベースの公開と密接に関わっている。

詳しく説明しよう。データベースを公開することで、ビズリーチに登録している転職希望者は企業から直接(ダイレクトに)採用のアプローチを受けることができる。

他社の転職サイトにも同様のスカウトシステムがあるが、一度その転職サイトを経由することが多いので企業側に費用が発生してしまうし、スピード感も失われるだろう。

エージェントP
分かりやすく図解してみました。まずは従来の採用方法がこんな感じです。

従来の採用方法

エージェントY
転職希望者が若いってレベルじゃないよ!
エージェントP
まあまあ、従来は転職希望者と採用企業間に、転職サイトや求人広告などワンクッションが置かれていたことが分かってもらえればいいんですよ。

そして、ビズリーチが提唱したダイレクトリクルーティングの図式がこちらです。

ダイレクトリクルーティング

エージェントY
名前そのままだけど、採用企業が転職希望者に対し、ダイレクトにアプローチをかけることができるんだね。
伝説のエージェント
もちろん一件一件転職希望者の情報を集めるのも骨なので、マッチした人材に一度に情報を送ることのできるスカウトシステムも場合によっては効果的だろう。どちらが良いということはないが、新しい形のサービスであることは間違いない。

まとめ 〜ビズリーチのメリット・デメリット〜

エージェントY
確かにボスのおっしゃる通り、他社とは一線を画す転職サービスでしたね。
伝説のエージェント
では一度メリット・デメリットをまとめてみよう。
メリットデメリット
・質の高い求人を期待できる
・採用担当者との接点を創出できる
・有料である
・入会審査がある
エージェントP
やはり有料であることがデメリットですね。
伝説のエージェント
はたしてそうだろうか?
エージェントP
え?
伝説のエージェント
「自分の資産が減る」という観点から考えると課金制は当然デメリットだろう。しかし「お金を支払うことで優良な求人を担保できる」という側面で考えれば、必ずしもデメリットとはいえないのではないだろうか?
エージェントY
確かにその通りです。入会審査があることも、通過さえすればその後は自分の価値を保証してくれる後ろ盾になるとうことですもんね。
エージェントP
まあ、転職後の年収を考えれば転職期間の数ヶ月間の課金なんて、安いものかもしれませんね……。
伝説のエージェント
うむ。まとめると、ビズリーチはやはり年収750万円以上のハイクラス向けの人材転職サイトだといえるだろう。無料登録ではビズリーチの恩恵をほとんど受けることができないからな。

その代わり、年収が750万円以上のハイクラス転職希望者は必ず登録したいサイトだといえよう。有料化金がネックだとするならば、あらかじめ3か月だけ、6か月だけ、と期日を切って登録すれば良い。締め切りがあったほうが集中できるというのも人情だな。

>> ビズリーチに登録する

エージェントP
それじゃあ、年収が750万円以下の転職希望者はどのサイトに登録すれば良いのでしょうか?
伝説のエージェント
基本的には「リクルートエージェント」に登録してもらえればまず間違いないだろう。その理由や経緯は以下のページで詳しく解説しているので、こちらもチェックしてほしい。

エージェントY
今日はありがとうございました。ビズリーチについて詳しく知ることができました。
エージェントP
今回の話をまとめると「有料だから優良サイト」ということですね(ドヤァ)
伝説のエージェント
熱心に学んでくれるとこちらも嬉しいぞ、エージェントY。また疑問があったらなんでも聞いてくれたまえ。
エージェントP
あれ? 聞こえてますか? ほら、「有料だから優良サイト」なんつって(ドヤァ)
伝説のエージェント
では今日は失礼するよ。
エージェントY
はい、ありがとうございました!
エージェントP
無視しないで!「有料だから優良サイト」ほら、ユウリョウとユウリョウがかかっててですね!
エージェントP
優良で有料……。
エージェントY
……。
エージェントP
有料だから優良……。
エージェントP
「ビズリーーーチ!!」♪
エージェントY
(……ぺーちゃん、メンタルだけならハイクラスだわ)