転職(就職)活動で好印象な服装と身だしなみ|男性編
おはよー、ってぺーちゃん、ズボンからシャツがでてるよ。だらしないなぁ……。そういうのはピシっとしようよ。すごく気になるんだよ。

見えてないと思いますが、下着もウラオモテ逆に穿いてます!!!!!


ボス! ぺーちゃんの服装がだらしないったらないんですよ。
それはいかんな、エージェントPよ。『服装の乱れは心の乱れ』だ。我々は時に転職希望者に服装を指導しなければならない立場だ。だらしない格好をしたエージェントに、誰が教わろうという気持ちになるだろうか?
ということで今回は「転職活動で良い印象を持たれる服装」について解説していこう。まずはエージェントPのためにも、特に【男性の服装】に絞って解説するぞ。
好印象を持たれる服装の心構えとは?
まずは服装についてだが、具体的な箇所を指摘していく前に大前提を話そう。
そうだ。転職の面接において、これから言う2つの点をすべての基礎として考えて欲しいのだ。
心して聞くのだぞ。転職の服装で考えるべき鉄の掟はこの2つだ。
・しゃんとすること
・減点されないこと
しゃんとすること
しゃんとすること? これはだらしない格好を避けるという意味合いでしょうか?
だらしない格好はもちろんのこと、清潔感のない格好も当然NGだ。肩にフケが積もっていたり、爪が異様に長かったり。何も服装だけの話ではない。
スーツの色やワイシャツの形など、細かなところはこれから説明していくが、まずは前提として清潔感があり、だらしなくない「しゃんとした」格好をするということを念頭に置いて欲しい。
減点されないこと
これはどういうことでしょうか? 服装でマイナス評価にならないように気をつけろ、ということですよね?
面接において服装で加点されることはあまりない。面接官の立場で考えても、「あ、この服装いいな」ということで評価に手心を加えるケースはまれだろう。
重要なのは減点されないこと。誤った服装のポイントがあると目についてしまうものだ。例えばワイシャツの襟が高すぎる、例えば袖口が汚れている、例えばネクタイの色が派手すぎる……。そういうマイナスポイントを作らないことこそ、転職の服装選びで最も大切な技術なのだ。
ナルホド〜。減点されないこと。それと、しゃんとすること。
くれぐれも服装で評価を得ようなどと考えないことだな。あくまでもスタートラインに立つためのツールにすぎないということを忘れないように。
男性が必ず気をつけるべき服装のポイント
では具体例を見ていこう。エージェントPよ。こちらに来たまえ。
(ちょっとだけスムース・クリミナルはいってるね。というか、この画像ほんとうに必要?)
①スーツ
まず、基本となるスーツから見ていこう。今回エージェントPは明るいグレーのスーツを着ているが、これは適切ではないな。
ダメというわけではないが、黒や紺のように明るすぎない色、そして無地が良いだろう。
スーツにはシングルとダブルがありますが、やっぱりシングルがいいですか?
そうだな、ダブルは少しフォーマルになりすぎる。面接官よりもフォーマルな格好というのは、時には減点材料になり得る。
うむ。忘れがちだが、ボタンにも気を配って欲しい。シングルのボタン2つなら上を止めて下を開ける。3つボタンなら一番上と真ん中を止める、もしくは真ん中だけを止めるようにして欲しい。いずれにしても一番下まで止めてしまうのはマナー違反となるだろう。
②ワイシャツ
スーツはいろいろルールがあるみたいですが、さすがにワイシャツは大丈夫でしょうよ! 白けりゃいいんですよ、白けりゃ!
甘いなエージェントP。もちろん白が基本であることは当然だが、
襟の高さにも気をつけて欲しい。
ワイシャツの中には極端に襟が高いものも存在するが、これはノータイでの着用を前提としている。こういったシャツでネクタイを締めると、かえって不格好になってしまうのだ。
出典:http://boribori0225.cocolog-nifty.com/blog/
③袖口
ワイシャツの襟元に気を配ったら、そのまま袖口も確認して欲しい。
ワイシャツはスーツの袖から出ているだろうか?
ここが出ていないと子供っぽい印象になってしまうし、出過ぎていると今度はだらしなく思われてしまう。1〜3センチ出るように、自分の体に合ったワイシャツとスーツを選んでくれ。
袖口の汚れは目立つので、面接前に食事がある場合は気をつけたいですね。
カレーうどんを食べるときはレインコートを被ったほうがよさそうですね!!
④ネクタイ
転職面接の服装で、唯一と言っていいほど好きなカラーが選べるのがネクタイだ。
えー、好きなの選んでいいんすか!? じゃあ僕これでいきます!!
出典:http://comtie.shop5.makeshop.jp/shopdetail/000000002797/ct113/page1/recommend/
好きなカラーが選べると言っても、派手すぎるものは避けたほうがいい。柄はストライプやチェックなど、無難なものを選ぼう。
心理学的に考えるなら、赤か青系統のネクタイがいいだろう。赤は意志の強さを、青は信頼感をそれぞれ与えると言われている。
⑤ベルト
大前提のルール「しゃんとすること」を守ってもらえればいい。
布製のカジュアルなベルトや、派手すぎるバックルが付いているベルトは避けて欲しい。一般的に考えれば分かることだろう。
スーツ販売店で購入したベルトで良いということですね。
うむ。間違いない。できれば靴と同じ色で、スーツとの色のバランスまで気を配れたらなお良いな。
⑥靴
靴は黒もしくは濃い茶色が良い。明るい茶色になるとカジュアルな印象になりすぎてしまうからな。
夜の歌舞伎町でよく見かけるつま先の尖った靴はどうですか?
⑦靴下
靴下は黒、もしくはスーツの色に合わせればいい。
一見すると白い靴下は正装のようだが、幼く見えてしまうこともある。ここは黒系等の色で間違いないだろう。
⑧時計
いやー、スマホで見ればいいでしょ。あってもなくてもいいんじゃないですか?
馬鹿者! 会社によってはそれで通るところもあるだろうが、時計は社会人の常識の一つだ。
シルバーのフォーマルなデザインの時計を必ずしていくようにしよう。
⑨カバン
最後にカバンだ。最低限A4が入るサイズで、いわゆるビジネスバッグを用意して臨んで欲しい。
肩がけの機能が付いているビジネスバッグも多いが、だらしない印象を持たれてしまうおそれがあるので、手提げタイプのバッグにするのがベターだろう。
ハイブランドのバッグなんかはどう思います? KーチとかPラダとか、Hルメスとか。
もちろん避けてくれ。
何度も言うが、減点される要素は最大限排除して欲しい。短い時間の面接において第一印象は非常に重要だ。些細なことで面接官の心証を悪くするなんてもったいないだろう?
例外もある。大切なのはTPOをわきまえること。
ただ、あくまでもここで紹介したポイントは最も基本となる身だしなみだと思って欲しい。場合によってはこの限りではないのだ。
例えばアパレル業界の面接でガチガチの真っ黒なスーツを着ていくことはあまり好まれないだろう。服装に関する興味関心が薄いと思われてしまうかもしれない。
反対に、金融系の銀行や保険・証券会社はそういったガチガチのスーツが好まれる。色も黒が基本だ。
でも、そういった「この業界はこのスーツ!」みたいな情報はどこから仕入れてきたら良いんですか?
そこで転職エージェントだ。転職エージェントなら企業ごとの適切な服装についてもアドバイスをくれるだろう。ぜひ使い倒して欲しい。
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現職が私服の人は、夜に面接の場合どうすべき?
そういえば、転職活動をしている友人が退勤後に面接に行こうとしていたんですが、現職が私服通勤の会社だったんです。
でも面接はスーツで行かなければならない、ということだね。
そうなんです。一度帰って着替える時間もないし……。なんて困ってました。
私服通勤の転職希望者が一度は通る道だな。帰って着替える時間もないし、かといってスーツで出社するにはどうにも苦しい……。
朝、出社時にスーツをコインロッカーに突っ込んでおいて、帰りに駅のトイレで着替えるくらいしかなくないですか?
もしくは冠婚葬祭にかこつけるしかないな。とはいえ多くは葬式になるだろう。夜から知人の葬式がある、といった具合だな。
ただしこの嘘は何度も使うわけにはいかない。結局は駅での早着替えが最善の策ということだ。
なんか苦肉の策と言った感じですね。僕が転職者だったらそうまでするかな?
まとめ
今回は特に男性に絞って解説をしたが、エージェントPよ、少しは分かっただろうか?
はい、勉強になりました! まとめると、一般常識内でやれ、ということですね。
ざっくりまとめたね。でもまあそういうことだよね。普通の格好をして望めば、マイナスになることはなさそうだし。
服装で数時間も悩むならば、その分面接の対策や応募書類関連のブラッシュアップに時間を割いたほうが良いだろう。
先程も言ったが、最終的には転職エージェントに聞くのが一番確実だな。
面接のたびにいちいち転職エージェントに見せに行くんですか?
多くの転職エージェントは登録すると最初に面談をする。その際に実際の面接で着ていくようなスーツを着て、面談のついでに聞いてみるのが確実な方法だろう。まあ、あまりにも違和感があれば聞かずともあちらから教えてくれるだろうがな。
なるほど! じゃあエージェントとの面談にスーツを着て臨むのはアリということですね。
当然アリだ。そういった意味でもエージェントを活用してもらえればと思う。
リクルートエージェントの情報量は大手ということもあって大変充実している。服装で困ったら相談してみるのが良いだろう。