*

転職すべきかどうか|プロが教える転職のタイミング

      2016/07/06

【この記事で分かること】
・転職すると本当にお給与はアップするの?
・転職せずに現職に残るメリット
・「転職するべきでない人」の特徴
・プロが教える転職タイミング
エージェントP
僕の友人が転職をしたがっているので、誰か優秀なエージェントを紹介してもらえないですか?
伝説のエージェント
それは構わないが、その友人ははたして本当に転職をすべきなのだろうか?
エージェントP
え? そりゃ、したがってるんだからすべきなんじゃ……。
エージェントY
甘いよぺーちゃん。場合によっては現職に残ったほうがいい人もいるんだ。
伝説のエージェント
「エン転職」のエージェント達にアンケートをとったところ、「転職相談に来る3人に1人は転職すべきでない人」と回答したそうだ。
エージェントP
え、そんなに……! 転職って、望んでいる人にとっては “必ずしたほうが良いこと” なんだと思ってました。
伝説のエージェント
なるほど、そういう考えもあるのか。それならば「転職すべきでない理由」について詳しく説明する必要がありそうだな。

気の毒だが、転職は万能薬じゃないんだ

伝説のエージェント
そもそも前提として、転職することで必ずしも労働環境や年収が良くなるとは限らないんだ。

テレビのCMや電車の広告などで転職に対して良いイメージが膨らんでいる人が多いようだが、内情はそうとは限らない。

むしろ将来のキャリアプランにとって障害となるケースもあるのだ。

エージェントP
「転職=キャリアアップ」という図式ができあがっていました。でも、そうとは限らないんですね……。
伝説のエージェント
そうだ。まずは「必ずしも転職するのが正解ではない」ということを念頭に置いてほしい。
エージェントY
もちろんキャリアアップに繋がる例もあるから、悲観しすぎる必要はないと思うよ。反対にどういったケースで転職に失敗するのかを知ることが大切なんだ
エージェントP
ボス! 友人のためにも「転職で失敗するケース」とやらをぜひ教えてください!

転職すると賃金はどれくらい上がる?

伝説のエージェント
あらかじめ言っておくが、20代の転職で給与が増える者は3割程度だ。
エージェントP
えー!! 7割の人は変わらないか、むしろ下がってるってことじゃないですか!
エージェントY
そうだね。しかも年を取るにつれて転職時に給与がアップする人の割合は下がっていくんだ。30代は27%、40代は25%と言った具合にね。
エージェントP
転職で給与が上がるのは、一部の特に優秀な人たちなんですね……。
伝説のエージェント
給与額の増える者が必ずしも優秀だとは言い切れないが、転職と給与アップが結びつくという考えは白紙に戻してほしい。もちろん給与がアップすることもあるが、それだけを成功と考えるならば失敗する者のほうが圧倒的に多いことになるのだからな。

現職よりも高い給与を望むのであれば、よほどのスキルや需要がない限り、「転職はすべきでない」という結論になってしまうのだ。

エージェントP
そんな、取り付く島もない……。
エージェントY
それに転職したがっている人は耳を傾けづらいことだけど、現職に残るメリットもちゃんとあるんだ。

転職をぐっとこらえて現職に残るメリット

伝説のエージェント
給与に限らず経済的なメリットを考えると、現職に残ることの方が利点が分かりやすい。

例えば退職金や企業年金などは、後から加入する転職者にとって不利なシステムになっているんだ。

エージェントP
後から入ったぶん、受け取れるのが少ないのは当然じゃないんですか?
伝説のエージェント
もちろんそうだが、支給額は単に比例して上がっていくわけじゃないんだ。
エージェントY
ざっくりだけど、こんなイメージで支給額はアップするんだよ。

勤続年数と退職金の推移

エージェントP
うわ、勤続年数が長い人ほど途中から受け取る額がグンとアップしますね。
伝説のエージェント
その通り。長く働いていた者だけが多くの支給額を得られる設計になっているんだ。
エージェントY
こんなふうな不利が生じないように退職金を前払いで毎月の給与に含めるなどの仕組みを導入している企業も増えつつあるのだけど、まだまだ普及していないのが実情なんだ。
エージェントP
長く同じ場所に所属したほうが経済的な安定は得られ易い、ということになるのか〜。
エージェントY
これは経営者としても社員に長く働いてもらいやすいという側面がありそうですね。
伝説のエージェント
鋭い指摘だな、エージェントY。確かに勤続年数の後半で退職金が増える制度のほうが、雇用に持続性を持たせる効果があるだろう。
エージェントP
え? なんでですか?
エージェントY
例えば、ぺーちゃんが『あと一年働いたら退職金がすごく上がる』って言われたらどうする?
エージェントP
あと一年働きますね。お金ダイスキ!
伝説のエージェント
ふむ、ではもう一年働いたとしよう。その年に、『さらにもう一年働いたとしたらさらに退職金が上がる』と言われたらどうする?
エージェントP
さらに一年働きますね。お金ダイスキ!
伝説のエージェント
さらに一年、さらに一年とそれが続き……。
エージェントY
定年退職でーす。
エージェントP
……ワオ!!
伝説のエージェント
(愚直な男だな)
エージェントP
う〜ん、なるほど。だから前払いの退職金制度なんかがなかなか普及しないんですね……。
伝説のエージェント
そうだな。その他にも勤続年数に応じて有給休暇や早期退職、株式の優先購入など、「公私の私」の部分を充実させる仕組みをとっている企業も多い。

プライベートの充足を図るとしても、現職にとどまることの方が転職するよりも近道であるケースがあるのだ。

エージェントY
これらの理由から、転職で勤続年数が減ってしまうのは経済的にも私生活的にもデメリットが大きく、現職にとどまるメリットの方が多いと考えられるのですね。
エージェントP
それじゃあ、反対に現職にとどまるデメリットはあるんですか?
エージェントY
それはもちろんあるよ。一つのところで根を張るということはそこに依存することでもあるから、人事異動で部署や勤務地ががらりと変わってしまっても、逆らうことができないだろうね。

転職失敗キーワードの「なんとなく」とは?

エージェントP
もう! 結局どんな人が転職したらいいんですか!
伝説のエージェント
まあ焦るな。まずは上記の経済的なマイナスを考慮しても転職先の年収増加が著しいのであれば、検討するに値するだろう。
エージェントP
でも、転職理由ってお金がすべてじゃないじゃないですよ!
伝説のエージェント
その通りだ。転職理由は実にさまざまで、どういった場合に転職すべきだ、というのをひとつひとつ規定していくのは難しいかもしれない。

だから「転職すべき場合」ではなく、「転職すべきでない場合」を知っておくことで、転職の失敗を減らすことができるのだ。

エージェントY
では、どういった場合は「転職すべきでない」のでしょうか。
伝説のエージェント
キーワードは、「なんとなく」だ。
エージェントP
「なんとなく?」
伝説のエージェント
そう、多くのエージェントが指摘する “転職をすべきでない者” の共通点は、「なんとなく」という言葉に集約される。「なんとなく」転職活動をしているという者は、間違いなく転職すべきでないのだ。
エージェントY
具体例を聞いてもいいですか?
伝説のエージェント
いいだろう。例えば残業時間などの勤務体系が想定と異なり、転職に失敗した者がいたとしよう。

その者は自分の中に軸があり、それに添って企業を選ぶことができた。そうであれば例えどれだけ遅くまで残業をしても、業務から学ぶことは多くあるだろう。

これは、本当の意味での失敗とは言えないのだ。

エージェントP
プラスの面は少なからずありそうですもんね。
伝説のエージェント
軸がない者、つまり「なんとなく」で転職した者が失敗すると、学ぶ積極的な姿勢もとりづらいため、キャリアプランにとっての障害でしかない転職となってしまう。

またその後の転職でも軸がないと「なんとなく」で企業を選ぶため、選択肢が無数にあることになる。なんとなくもっといい会社があるかもしれない、なんとなく他の会社に行ってみた……。これではキリがないだろう。

エージェントY
不毛な堂々巡りですね……。
伝説のエージェント
さらに「なんとなく」で転職活動をした者は「なんとなく」で内定辞退もするんだ。
エージェントP
こ れ は ひ ど い
伝説のエージェント
もちろん理由も「なんとなくだ」。なんとなく会社に合わなそう、なんとなくやっていけなさそう、なんとなく現職と変わらなそう……。そういった漠然とした意思決定なのだ。
エージェントY
エージェントも企業も転職者も、誰にとってもマイナスな転職ですね……。

プロが教える転職タイミングのまとめ

伝説のエージェント
今回は転職に対して二の足を踏んでしまうような内容だったかもしれない。しかし、転職に失敗する者を減らすために伝えておきたかったのだ。

とにかく、転職には軸が必要だ。

極論を言えば、自分のやりたいこと、望む将来像、求めるキャリアプランが明確であれば、本当の転職失敗は無ないのかもしれない。

現職にとどまるメリットは、まとめると「安定を取りやすい」ということだ。

軸が決まっていない状態であれば、ある程度辛いことや苦しいこと、気に入らないことや納得できないことがあっても、その盤石な足元から飛び移るべきではないのだ。

エージェントP
転職は難しいんですね……。
エージェントY
いや、そんなに悲観する必要もないと思うよ。
伝説のエージェント
そうだな。転職とは未来を買うことだ。

自分の中に軸があり、その希望にかける者はぜひ転職をして欲しいし、私たちも協力は惜しまないだろう。

ただ、今一度考えてほしい。その転職は本当に今すべきなのか、ということを。

現実問題として、一人ひとり悩みは千差万別だ。100パーセント個別に対応した解決策なんてものは存在しない。

エージェントP
え〜、そんな! じゃあどうしたら良いんですか?
伝説のエージェント
答えは一つ。そんな時は、転職エージェント会社の門を叩くのが手っ取り早いだろう。多くの優秀なエージェントがそれぞれの悩みにそって転職すべきかどうかの判断をしてくれるだろう。

ストレートに担当のエージェントに「私は今、転職すべきでしょうか?」と聞いてみてくれ。

“ほとんどの” 転職エージェントが客観的な意見と、それに対するアドバイスをくれるということを、この私が保証しよう。

エージェントP
ほとんどの? ちょっと含みがありますね。
伝説のエージェント
転職エージェントも人間だからな。中にはそうでない者も存在するだろう。

結局どの転職エージェント会社を利用するべき?

エージェントP
そんな……、じゃあどうしたらいいんですか?
伝説のエージェント
複数のエージェントに登録すれば良いのだ。比較することで、エージェントの良し悪しも分かってくるだろう。
エージェントP
なるほどなるほど。
エージェントY
ではまず、手始めにどこに登録すべきでしょうか?
伝説のエージェント
担当についてくれる転職エージェントは何度でも変えられるので、在籍人数が多いところがいいだろう。結局は個人個人の相性によるからな。
エージェントY
現在在籍数の一位は「リクルートエージェント」ですね。

リクルートエージェント公式サイト2

エージェントY
DODA」も求人規模が大きいので、多くのエージェントが在籍しています。

DODA公式サイト2

伝説のエージェント
求職者と企業のいずれもやりとりする両面型のエージェントなら「JACリクルートメント」のサービスもおすすめだ。きめ細やかなヒアリングならばこちらに分があるだろう。

JACリクルートメント公式サイト2

エージェントP
ありがとうございます! 転職したがっている友人に今日の話を伝えてきます!

そして、本当に転職すべきなのかをもう一度聞いてみますね!

伝説のエージェント
転職をする前に、転職をすべきなのかの相談をすることこそ、本当にやるべき転職活動の第一歩なのだ。

家族、友人、そして転職エージェント。いろいろな人の意見を聞き、転職活動をより精度の高いものにしてくれ。

幸運を祈る。

>> リクルートエージェントで「本当に転職すべきか」を相談する。
>> DADA(インテリジェンス)で「本当に転職すべきか」を相談する。
>> JACリクルートメントで「本当に転職すべきか」を相談する。